久ケ原スイミングクラブ  

管理栄養士コラム

2020.03.17 日頃の生活習慣を振り返ろう -免疫力と栄養・睡眠・休養-

新型コロナウィルスの感染拡大防止の影響で、ご自宅で過ごす時間が増えているご家庭も多いことと存じます。平常時と同じく、規則正しい生活を送っていますか?夜更かしをして、朝は遅くまで寝ている、日中はパジャマのまま過ごす、なんてこと、ありませんよね?

一般的な感染症では、感染しても無症状の人もいれば重症な人もいますが、栄養バランスが保たれ、睡眠や休養が確保されていて、また免疫力が健常であれば、ウィルス感染は予防でき、感染しても軽症となりやすいことが多いようです。これは、各々の栄養状態や免疫力の違いに因るものと考えられています。新型コロナウィルスは、その名のとおり“新型”であるため、予防や治療においても未知な側面が多いですが、日頃の生活習慣、食事(栄養バランス)、睡眠、休養の在り方が、その対策において有用な要素のひとつと考えられそうです。

休校中のお子様の昼食の準備は、悩みのひとつかもしれません。レトルトや冷凍食品を利用することもあるかと思いますが、塩分の摂り過ぎや野菜不足が少し気になるところです。レトルトや冷凍食品を選ぶ際は、栄養成分表示(袋の裏側に表示されていることが多いです)の塩分量を確認して、少なめのものを選んでみるのも良いと思います。野菜不足については、現代人は日常的に不足傾向にありますが、市販されている冷凍野菜ミックスを活用するのも良いでしょう。レンジでチンした冷凍野菜を温めたレトルトカレーに加えるだけ、冷凍パスタと一緒に和えるだけでも、ビタミンや食物繊維を摂取することができます。冷凍野菜に限らず、市販のカット野菜や野菜ジュースなども上手に取り入れながら、野菜不足を少しでも解消したいものです。また、成長期のお子様にとって重要なカルシウムは、牛乳やチーズ・ヨーグルトなどの乳製品で手軽に補給することができます。食事に追加するのも良いでしょう。食事は毎日のことなので、その準備は本当に大変ですね。食事を用意するストレス(?!)を上手に軽減しながら、ほんの少しの工夫でこの時期を健康的に乗り切りたいものです。

最後に、風邪や季節性インフルエンザの対策と同じように、個々が咳エチケットや手洗いの励行で、通常の感染予防対策に努めることも大切です。日々状況が変化しているので、情報を得ながら冷静に対応する姿勢が大切だと思います。この状況が早く改善されることを願うばかりです。

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