ジュニアフィットネスコースの食事指導をしている谷内先生が毎日の生活に役立つ情報をご紹介します!
残暑厳しい日々ですが、最近は虫の音も聞こえるようになり、少しずつ秋も近づいている気配を感じるこの頃です。皆様お元気でお過ごしでしょうか。先日、厚生労働省より、令和4年「国民健康・栄養調査」の結果概要が公表されました。この調査は...
2024.07.03 日々思うこと-おいしく食べて健康になりたい!
こんにちは。暑くてジメジメした日が続きますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。 今回は、管理栄養士歴20年超えのアラフィフの私が、生活の中で日々感じることについて、栄養と健康の観点からエビデンスを...
「ビタミンC」と聞いて、皆さんはどんなことを思い浮かべますか?美肌効果や免疫力アップ、老化防止などなど。。。でしょうか。最近では、SNSを含むソーシャルメディアにおいても、ビタミンCの働きについて取り上げ...
スポーツに勤しむ成長期のお子様にとって、栄養・食事はとても大切です。今回は、成長期のお子様が必要なエネルギー量、どれくらい食べれば良いか(推定エネルギー必要量)について考えてみたいと思います。成長期のお子様の食べる量...
2022.06.09 中学生の低い心肺持久力・筋力と代謝異常リスク
現代人の健康を考えるうえで、「メタボリックシンドローム(メタボ)」は重要なキーワードのひとつとして、多くの人に認知されるようになりました。メタボ予防といえば、オトナ(成人)のイメージがあるかもしれませんが、青少年期で...
スポーツに勤しむ成長期のお子様にとって、栄養・食事はとても大切です。今回は、食事の役割やエネルギー摂取について考えてみたいと思います。まずスポーツをする人における食事の役割は、①スタミナ・トレーニングのための...
2022.04.07 質の良いトレーニングとバランスの良い食事
スポーツを楽しむ成長期にある小中学生の皆さんにとって、日々のトレーニングはもちろん、質の良い食事と睡眠をとることはとても大切です。トレーニングするときのエネルギーの源は食事で、体力づくりの基礎となるものです。しっかり練習に...
主食・主菜・副菜料理を組み合わせる和食文化は、健康維持増進の観点からも理想的な食事スタイルと考えられています。今回は主食、主菜、副菜の役割に触れながら、いつまでも自分の足で歩くための筋肉量を確保し、健康寿命を延ばす上でも大切な主菜(たんぱく質)の食べ方について考えたいと思います。...
2022.02.01 コロナ禍での運動/食事で気をつけたいこと
身体とこころの健康を保つための三要素は、適度な「運動」、バランスの取れた「栄養・食生活」、心身の疲労回復と充実した人生を目指す「休養」とされています。しかし、一昨年より世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症の対策の一環として、不要不急の外出を控えるなど、私たちの生活は行動が制限される...
2020.03.17 日頃の生活習慣を振り返ろう -免疫力と栄養・睡眠・休養-
新型コロナウィルスの感染拡大防止の影響で、ご自宅で過ごす時間が増えているご家庭も多いことと存じます。平常時と同じく、規則正しい生活を送っていますか?夜更かしをして、朝は遅くまで寝ている、日中はパジャマのまま過ごす、なんてこと、ありませんよね?一般的な感染症では、感染しても無症状の人もいれば...
2019.09.30 中学生の低い心肺持久力・筋力と代謝異常リスク
現代人の健康を考えるうえで、「メタボリックシンドローム(メタボ)」は重要なキーワードのひとつとして、多くの人に認知されるようになりました。メタボ予防といえば、オトナ(成人)のイメージがあるかもしれませんが、青少年期でのメタボ傾向も近年深刻化しており、早期発見と生活習慣改善が望まれ...
インフルエンザの流行で、今年は小・中学校での学級閉鎖も多かったようですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。ついこの前、新しい年を迎えた気分でいましたが、分厚いコートに身を包んでいた冬から、季節はあたたかい春へと着実に向かっているようです。これから薄着の季節を迎えるにあたり、年末年始に食べ過ぎてしまったわ、と体重を気にされている方もいるかもしれません。さて、健康を考えるうえで、理想的な体重の目安はいったいどれくらい...
朝ご飯、毎日食べていますか?食べる時間がない、食欲がない、ダイエット中のため食べない?!などなど、様々な理由があげられそうです。ところで、“朝食を食べないと太る?!”という話、きっと一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。朝食を食べないと、肥満や糖尿病、メタボリックシンドロームなどになりやすいことは、これまで国内外の疫学研究で報告されており、体に悪い影響...
2018.09.13 質の良いトレーニングとバランスの良い食事
スポーツを楽しむ小中学生の皆さんにとって、日々のトレーニングはもちろん、質の良い食事と睡眠をとることはとても大切です。トレーニングをするときのエネルギーの源は食事で、体力づくりの基礎となるものです。しっかり練習に励んでいるのに、結果が出ない…もしかしたら、お食事の内容を見直す必要があるかもしれません。質の良い食事とは、まず毎食、主食、主菜、副菜...
前回に引き続き骨粗鬆症予防がテーマです。骨粗鬆症の危険因子には、加齢や性(女性)といった変容できないものと、栄養のアンバランスや運動不足といった生活習慣に関わるもので、努力によって改善できるものがあります。今回は、骨粗鬆症予防における望ましい食生活について概説したいと思います。骨の健康に不可欠な栄養素として有名なのは、カルシウムですね。しかし近年、日本人のカルシウム摂取量は不足傾向に...
日常的に介護の必要なく心身ともに健康で、日常生活が制限されることなく暮らせる期間を健康寿命といい、平均寿命から寝たきりなどの介護状態の期間を差し引いて算出します。わが国は世界最長クラスの寿命を実現しましたが、健康寿命との差が大きいことが問題視されていることについて、以前のコラムでお話ししました。健康寿命と平均寿命の差の原因のひとつとして挙げられるのが骨粗鬆症です。骨粗鬆症によって...
主食・主菜・副菜料理を組み合わせる和食文化は、健康維持増進の観点からも理想的な食事スタイルと考えられています。前回、近年の日本人の食生活におけるたんぱく質摂取量は、男女問わず若年層から高齢層まで幅広い層で減少傾向にある1)ことをご紹介しましたが、今回は主食、主菜、副菜の役割に触れながら、いつまでも自分の足で歩くための筋肉量を確保し、健康寿命を延ばす...
日本は今や世界最長クラスの寿命を実現し、長寿大国として知られるようになりました。しかし、“健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間”とされる「健康寿命」と「平均寿命」との差は男性で約9年、女性で約13年の差があり、真の健康長寿国とは言い難い状況であります。「健康寿命」を考えるうえで、近年注目され始めた「ロコモティブシンドローム」...
2017.08.04 日本人の食と健康減塩の必要性について考える
食事・栄養に関するガイドラインとして、厚生労働省から出されている「日本人の食事摂取基準(2015年版)」があります。これは、日本人が健康な生活を送れるように栄養素の過不足が問題となるような病気にならないようにするには、何をどのくらい食べれば良いかを示した食事摂取量の基準です。その中で、食塩の目標量は成人では男性8.0g未満、女性7.0g未満...
2017.05.01 妊娠中の血糖管理と妊娠中の炭水化物摂取について
近年、糖質制限ダイエットに注目が集まっていますね。ブームはひと段落というところかもしませんが、コンビニや外食チェーン店でも"低糖質"をウリにした商品を見かけるようになりました。さて今回は妊婦さんを対象に検討した、妊娠中のご飯・パンなどの炭水化物摂取と血糖値との関連について、我々の研究成果について...
2017.03.04 離乳食に関するお悩み~食物アレルギーについて~
あたたかい陽気の日も少しずつ増え、春の訪れを感じられる時期になりました。寒暖差も大きい時期でもありますので、運動・栄養・睡眠をしっかりとって、元気に過ごしましょう。さて今回は、離乳食とアレルギーに関する話題です。最近、乳幼児のお子様を持つ保護者の方に、食生活全般に関するお話をする機会があったのですが...
2017.01.24 睡眠時間と肥満との関連~睡眠時間,足りていますか?~
年末年始にかけてクリスマスや忘年会、新年会等、ごちそうを食べる機会が増え、食を楽しむ場面が多い中で、お正月明けにちょっとばかり気になるのが…体重増加ですね。食べ過ぎれば体重が増えるのは当然ではありますが、睡眠時間やその質が肥満と関連することが、近年の研究で明らかに...
千葉県立保健医療大学 健康科学部栄養学科 教授
日本女子大学非常勤講師
新潟大学大学院医歯学総合研究科医学系客員研究員
国立国際医療センターほか国立病院機構の管理栄養士として臨床栄養活動に8年間従事。お茶の水女子大学非常勤講師、山梨学院大学専任講師を経て2015年4月より現職。